全ルートです

地図が貼りつけられず残念ですが、下をクリックすると、どのような行程だったのかわかります。興味のある方はぜひみてみてくださいね!!
https://mapsengine.google.com/map/edit?mid=zBmjaOmwdUiU.kyRtr5CFPQlk

こんなに美しい光景なのに・・・

 18日は朝8時過ぎの相馬駅原ノ町駅常磐線電車に乗りました。相馬駅では女子高生がチェックの赤いスカートに生足・・・ダウンを着込んで重装備の横山さんと私とは違う空間にいるというか違う生物のような気もしました。

 それはともかく、紅葉がなにしろ美しいです。夢の国にいるかのようです。

 もっともっと美しいのですが、あいにく電車の中でしたのでうまく写せません。残念。

 本当に放射性物質が飛んでいたり蓄積しているのか・・・。山林はまだ除染が進まず、放射性物質の濃度が高い・・・みたいな報道を見聞きしたことがあるけれども。ちなみに、林野庁などの調査結果は長い文章ですが、こちらに示されています。
 また、とても詳しい空間線量の計測をしているのですね。そちらも紹介しておきます。

南相馬の現状

 上久保はこの日の午前中はぴあクリニックにも来られたことのある伏見さんの訪問同行。残念ながらお二方ともいらっしゃらなかったのですが、その方たちのエピソードを伺うだけでも、震災の爪あとが残っているのだなあと感じさせられました。
 その後もう1件、米倉さんに同行。統合失調症で一人暮らしの方です。まだ訪問が始まってあまり時間が経っておられないため、玄関口での会話です。
 靴箱の下には登山靴。富士山に登ったこともあるのだそうです。男性にもかかわらず、回鍋肉セットをスーパーで買ってご自分で作られているのだそうです。
 米倉さんが肉が好きと言ってるから、焼き肉一緒にしましょうよと誘っていましたが、焼き肉は食べに行く方が良いとのこと。いつとは約束できないけれども、以前行ったことのある焼肉屋さんに米倉さんら訪問スタッフと一緒に行ってもいいかな・・・・という話になりました。
 まだまだいろいろなことが不自由な方のようでしたが、こうやって一つ一つ少しずつで良いのでできること、自由なエリアが増えるといいですね。

被災地の見学

 せっかく被災地に来たのだからと、南相馬事務所の立谷さんが午前中いっぱい横山さんを案内してくれました。その報告は横山さんがしてくれることと思います。

火曜日、みんなで作って食べる昼ごはん

 
 いつもの火曜日ならば虹の家のみんなで昼ごはんを作って食べる横山さん・・・。
 偶然ですが、南相馬の事務所で焼きそばを作って食べるとのこと。佐藤里美さんや伏見さんが材料を買ってきてくれました。焼きそばも焼きそば、あのB1グランプリで昨年日本一に輝いた浪江焼きそばhttp://ja.wikipedia.org/wiki/なみえ焼きそばです!!

 横山さんのハッスルぶりはもちろんです!!


横山さんの後ろにいるメガネのお兄さん?は、南相馬事務所の廣田さんです。

それと・・・知らなかったのですが、成田もやしは相馬で作っているのですね。私は千葉県の成田市で作っていると思っていたのですが。たかだか10円とか20円の違いです。震災復興のために成田もやしを食べましょう♪


そして、当事者発表

 そうでした、いちばん大切な役割である当事者発表です。
 以前かんがるークラブでも発表した横山さんのスライド、ハネウマライダーの福島バージョンをみなさんに発表しました。ふくしま就職応援センター、相双障害者就業・生活支援センター、福島広域雇用促進支援協議会、ハローワーク相双となごみのみなさんと、まさにそうそうたるメンバーの前での発表でした。

 冒頭に、上久保のほうから、ナラティブ・アプローチに基づく「物語を共に創る」とはどういうことかなどのご説明をしたうえで、横山さんの番。
「緊張しています」
と言ってはいましたが、堂々と1人でパソコンも動かし発表していました。

 その後、実際にみなさんにも同じようにスライドを作成するためのヒントとして、横山さんと公開スライド作成も行いました。
 立谷さんから南相馬の被災状況をおききして、自分の福島のイメージがどんなふうに変わったのか、その場でやりとりをしながら、横山さんの言葉から上久保がスライドを作っていく。そんなに難しいことじゃないんだということを体感していただけたのではないでしょうか。

 福島の人はがまんしがちである、障害を隠している、つらさを言わない、そのような風土地域性の中で、「苦労を語る」「病を語る」「リカバリーを語る」ことの難しさは確かにあることでしょう。でも、例えば、「福島のイメージ」とか、「給料を久しぶりにもらったときの気持ちって色にたとえるとどんな色?」とかそんなことが題材でも良いですね。わざわざ無理してネガティブなことを掘り起こさなくても良いから、自分の気持ちや状況を言葉や色や図形にしてみる、そうやって自分の心と対峙する、なかまと語り合うことができるようになるといいですね。

 たくさんの質問や意見が出され、参加された方たちの熱心さひたむきさが感じらましたし、それに一生懸命応える横山さんも、どんどんパワーアップしていったように感じます。

 本当に大きなチャレンジではありましたが、遠路はるばる福島まで来て、発表ができて、本当に良かったです。

 機会を作ってくださったなごみのみなさん、本当にありがとうございます。

まだまだ書きたいことはありますが、とりあえずここでおわります。

 あとは、横山さんの報告を楽しみにしてくださいね〜♪