相馬市にまたまたおじゃましています(でもいちおう今回が最後)
3.11が近づいてきて、テレビとか新聞とかでも東日本大震災のこと、原発のことなどの特集が組まれることが多くなりました。
そんななか、今年度最後なのですが、福島県相馬市に伺っています。
相馬におじゃまするのはプライベートも入れるとこれで5回め。日数にすると移動日も含めて今日が18日めとなります。そんななかで、昨日初めて相馬市の図書館に行ってきました。図書館というのは、その街がどんなことを知りたがっているのかどんなことを大切にしようとしているのかが如実にわかるような気がするからです。
歴史ある街の玄関にふさわしい荘重な感じのする相馬駅*1のすぐ右側のビルに図書館は入っています。
東日本大震災特集
階段を登って図書館に入ったらすぐにあったのがこのコーナー。東日本大震災に関するものです。
書名を記録しようと大きいサイズにしたのですが、残念ながらブログだと字が見えませんね。でも、これだけの本があるのだ!!(もちろん出版されているものの一部でしょうが)ということをお知らせするには良いかと思いますので、大きなサイズでアップしました。
中井久夫先生の文章
私が相馬に着いたのは16時ごろ。
図書館の閉館は17時。
そのため、ろくに見ることができませんでした。残念です。
その中でも自分にとって特に興味をひいたのはこの2冊でした。
何か災厄が起こると、その災厄の被害や矛盾は、社会的に弱い存在のところに集中して起こります。そのように考えると、地震と津波と原発事故によって子どもたちがどのようなダメージを被ったのか、それに対してソーシャルワークは何ができるのか。とても知りたいと思います。
本当にろくに時間がなかったのですが、左の本の中井久夫先生の文章だけ斜め読みをしました。腑分けとはこのことかと思わされる分析的(けれども温かな目が感じられる)な、読んでいるとこちらがアタマがよくなったのでは誤解するようなすっきりわかりやすい文章です。
どちらの本も浜松に帰ってからじっくり読みたいものです。
さて、明日から(今年度)最後ののぞみさんでの支援です。
*1:相馬駅より北は一部不通になっています。詳しくはhttp://www.jrmito.com/eq/index.html