東京・生活者ネットワークの議員さんが視察に来られました

 東京の小平市清瀬市西東京市などの市議会議員さんたち合計8名のみなさんがぴあクリニックにいらしゃいました。午前中はACTに関する説明をスタッフが行い、午後は4名のみなさんが訪問に同行されました。
 午前中の説明の時間には、たくさんの質問があり、少しでも多くの事を学び、政策に反映させていきたいという姿勢がにじみでていたように思います。

 以下、訪問に同行された市議会議員さんの感想です。

必要とされている訪問支援

わたしは同行させていただくに当たり、「何か気を付けなければならないこと」はないかと、とても構えていました。でも、訪問スタッフの方が患者さんに接している姿はとても自然体で、構えていた自分自身、こう思っていること自体が偏見だったのかもしれません。
当日は、いろいろな回復の段階にある4名の患者さんにお会いできました。
患者さんに対しては、ひとりひとりの好きなことやしたいことを尊重し(引き出し)、何かを押し付けるということなく寄り添う。あくまで本人が自分の意思で自立するのを根気よく待つ。スタッフの方のケアを拝見して、根底にあるのは、ひとりひとかけがえのない大切な人であるという思いを伝えるということかと感じました。
気持ちを受け止めることがいかに大切か、それが一番の治療なのではないかとさえ思います。そして、これは第三者だからからこそ、できることではないでしょうか。肉親や家族では、“何もかも受け止める”ということはなかなかできません。つい、解決をと思い“助言”という名の“押しつけ”をしてしまいたくなります。
「長年ひきこもって診察に連れて行くことすらできなかったのに、往診とその後の訪問ケアで、少しずつだが回復していることを感じ、本当にありがたい。同じように困っている家族にこの支援をぜひ伝えたい。そしてどの地域でもこの支援が必要なすべての人が受けられるようになってほしい。」というご家族のお話からは、まさに“希望の光”、一番の家族支援なのではないかとも感じました。
東京・生活者ネットワーク 清瀬市議会議員 小西みか