重度の方のお宅へのキャロリング

 重度の精神障害があると、季節を感じることがとても少ない。クリスマスといっても、ご本人もご家族も無縁で過ごしてしまう。それって寂しいよね・・・という話から始まったクリスマスの特別訪問も早や4回目となりました。

 症状が重くてクリニックに通えない方たちのところに、総勢14名の大所帯で訪問し、トーンチャイム(写真の鉄琴のような楽器です。1人1〜2音を担当してみんなで音をつくりあげます)で、「きよしこの夜」と「もろびとこぞりて」を演奏、ささやかながらクリスマスプレゼントをお渡ししました。

 写真のプレゼントについているサンタさんのカードは、虹の家の喫茶をやっているAさんが作ってくれました。Aさん、どうもありがとうございました♪♪

 トーンチャイムの音というのはとっても柔かな響きがあります。人の心を和ませる魔力があるのでしょうか。拙い演奏ではありましたが、涙を流してくださる方、聴き入ってくださる方なども。その後に、自分が歌ったり踊ったりしてくださる方もいらっしゃいました。

 一方で、入院か?!というとても大変な状態になってしまった方がいらして、その方をハイエースに乗せてのキャロリングとなりました。まだまだ予断は許しませんが「人薬」がきくとよいのですが・・・。

 昨年まではキャロリングの対象となった方が、今年は劇的に良くなって就労支援事業所に通えるようになってしまった!!、虹の家のミーティングにも積極的に参加してくれるようになった!!、ということで、キャロリング先のお宅もかなり変わってきています。

 その他、初めてキャロリングに伺ったお宅ではミラクルが起こったり。

 今年もたくさんの「!!」「☆」「♡」「♪」があったキャロリング

 来年も楽しみです。