数年ぶりのカフェ


 ずっとひきこもっていた方と今日はタリーズコーヒーに行ってきました。正確に言うと、手続の帰りに寄ったのですけれども。
 数年ぶりのカフェですねという話から始まったその話は思いがけない方向に発展しました。
 その方は、地下鉄サリン事件の直接の被害者ではないのだけれども、地下鉄サリン事件の当日、被害に遭った電車のすこし後の同じ路線の電車に乗っていて、通勤で使う駅に救急車ほかたくさんの緊急車両が停まっていたのだそうです。詳細は省略しますが、生々しい、なんだかその時の光景が頭に浮かんでくるようなお話でした。

 ときどき「オウム真理教」という言葉を口にすることがある方ではあったのですが(1995年の事件なのに、どうして今ごろになってもオウムなんて言うのかなあとは不思議に思っていたのですが)、そのような背景があることを、訪問して2年半で初めて知りました。

 被害を受けた人にとっては、被害はまだ続いているのだと、その方から教えられたように思います。