ACTの「質」の評価

 昨日はACTプログラムの「質」の評価、フィディリティ評価を行いました。フィディリティ評価とは、利用者の方が希望する生活を送れるようサポートするため、ACTプログラムが原則に沿って実行されているかどうかを、第三者に評価していただき、今後のチームの成長の糧とするシステムです。(ACTガイド、パンフレットより引用)
 今年は、社会復帰研究部 2008年度研究業績 |精神保健研究所 NCNP社会復帰部の吉田光爾さん(写真左)と、株式会社Psilocybe Inc. 株式会社シロシベの園環樹さん(写真右)が調査してくださいました。どちらの方も以前ぴあクリニックの調査に携わったことがあったこともあり、終始和やかな雰囲気でした。

 具体的には、ランダムに選んだ最近の実践例の記録確認、現場の観察、スタッフへのインタビューを通じて、例えば、
・利用者の意思尊重
・ストレングスの視点をもって評価や計画
・ピアスタッフの役割
・就労支援に対する支援
・地域とのつながり
・入退院時のかかわり
などの項目を評価します。

 第三者にチェックしていただくことで、私たちの実践の強み、うまくできていることを改めて振り返り、課題を見直すことができます。準備にてんてこまいでしたが、年単位での進歩を感じ、またがんばっていこうと気持ちを新たにしました。評価者のお二方ありがとうございました。

 外部評価の結果は、改めてHP・ブログでお知らせします。