十二単の会

ボランティアの方を招いて
虹の家で十二単を体験するイベントをしました。

十二というのは十二枚というわけではなくて、
「たくさん」という意味だそうで、
襟も2枚ひだになっていることもあります。
全部着ると、なんと20kgもあります。

下に着る何枚かは模様がない無地の着物を重ね
蝶が向き合っている紋と袖がないものを最後に着ました。

着る時には赤、白の紐を交互に抜きながら着ていきます。
最後に後ろからくくる紐だけですべての着物を支えています。


着物を脱ぐ際には紐をとって本人だけすっぽり抜けだします。
まるで蝉の抜け殻のよう。
「空蝉」とはいいますが、まさにそうでした。
またそこに人が入ると初めから着つけたように綺麗に着ることができました。